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スペインとアメリカとフランスの合作映画です。

ものすごく大胆な設定の映画です。

だって、画面上に登場するのは一人。

その場所はしかも、棺の中。

中東で多発する、誘拐事件に巻き込まれた主人公は、

気がついたら棺になかに閉じ込められていた。

傍らにあった携帯電話とライターを使って、必死に脱出しようとするんです。

つまり、画面は常にライターか携帯の明かりのみで、

映るのは、その男の砂まみれの顔のみ。

でも、実にスリリングなのです。

それで、思ったのは、みんな他人事なんですよね。

棺の中に閉じ込められて、生きるか死ぬかというときに、

それでも、みんな、自分の生活があって、事情があって、他人事なんです。

必死になってくれるのは、ほんのわずか。

その「わずか」になってくれる人が、私には誰なのかって、ちょっと考えてしまいました。


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